岐阜県岐阜市の長良動物病院

治療と予防

不妊・去勢

ネコちゃんの不妊・去勢手術について

ネコちゃんはもともと発情兆候が強く、発情そのものがストレスになるため、♂♀とも積極的な不妊、去勢手術をすることをお勧めします。

 

〇不妊・去勢手術の目的について

♂では発情による尿スプレー(壁面への排尿)、外出意欲、大きな声で鳴くなどの症状を抑えることができます。

♀では発情による交尾意欲を抑えることに加え、乳腺腫瘍、子宮疾患の予防になります。

 

〇手術の時期について

時期については諸説ありますが、当院では♂は生後10~12ヶ月をお勧めします。もしその前に発情行動が見られれば早々に去勢したほうが良いです。

♂のペニスが成長しきるのがこの頃で、成長途中ではペニスが小さい=尿道が狭いままとなり、去勢した後も狭いままとなります。

ネコちゃんに多い病気で尿路結石があり、しばしば砂粒状の石が尿道に詰まります。尿道が狭いほど詰まりやすく、病院での処置が困難になります。

以上の理由からペニスが成長しきってからの去勢をお勧めします。

 

♀では乳腺腫瘍(ほぼ乳がん)予防のため生後6~12ヶ月までに手術を行いましょう。

 

〇不妊・去勢手術時の全身麻酔を受ける前の検査について

いわゆる和猫の場合は簡単な検診と心臓超音波検査を行います。

洋猫の純血または雑種の場合、品種特有の病気が潜んでいることがあります。

腎臓病、心筋症が主なもので、品種により術前の血液検査、心臓と腹腔の超音波検査、心臓負荷の程度を見る血液検査を行います。

 

〇手術費用について

♂は19,800円~、♀は27,500円~(税込み)です。

手術には診察料、血管留置、全身麻酔、手術、注射、内服を含みます。

血液検査などの検査代は別途必要となります。

 

〇入院について

術後は基本的に入院せず、当日退院となります。

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