岐阜県岐阜市の長良動物病院

治療と予防

不妊・去勢

ワンちゃんの不妊・去勢手術について

不妊手術は女の子、去勢手術は男の子の生殖機能をなくす処置です。

生まれ持った臓器を手術で取り除くのはかわいそうと思われがちですが、その臓器を持ち続けることで将来的に生命にかかわる病気になることがあるため、成長して間もないころに手術を行うことをお勧めします。

〇不妊・去勢手術の目的について

発情のストレスを除く、不要な妊娠を避ける、将来的な病気を防ぐのが目的です。

去勢していない♂がかかりやすい病気には、前立腺肥大症、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫、睾丸腫瘍があります。

避妊していない♀がかかりやすい病気には、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症があります。

 

〇不妊・去勢手術のデメリットについて

手術には全身麻酔が必要になります。全身麻酔は一か八かの行為ではありませんが、血圧や呼吸など様々な臓器に影響を与えるため100%の安全性はありません。リスクについてご理解の上臨んでいただく必要があります。

♂、♀とも術後しばらくしてから尿失禁を起こすことがあります。

特に大型犬で早期手術後の腫瘍発生率と靱帯損傷率が高くなるという報告があります。

一般に言われている術後肥満については食生活でコントロール可能です。

 

〇手術の時期について

♂では成長が終わる生後10ヶ月~12ヶ月をお勧めします。

♀では1回目の生理が来る直前(生後8~10ヶ月頃)をお勧めしますが、生理が来た場合は2回目が来る前までをお勧めします。

 

〇手術費用について

♂は27,500円~、♀は38,500円~(税込み)です。

手術には診察料、血管留置、全身麻酔、手術、注射、内服を含みます。

血液検査などの検査代は別途必要となります。

体重により費用が増加します。

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