岐阜県岐阜市の長良動物病院

治療と予防

犬と猫の予防

フィラリア予防について

〇フィラリアとは?

心臓にわく寄生虫の名前で、25㎝程のそうめん状の形をしています。

腸にわく寄生虫は出口があるので簡単に駆除できますが、フィラリアは心臓にわくため出口がなく駆除が困難です。

そのためわいてからの駆除ではなく、予防が大切となります。

 

〇フィラリアはどうやってわくの?

フィラリアは蚊に刺されることでうつります。

小さな蚊の中にフィラリアの幼虫がおり、吸血時筋肉中に植え付けます。

しばらく筋肉中におり、やがて徐々に成長し血管に入り、6ヶ月もすると心臓に寄生します。

 

〇フィラリアの予防はどうやるの?

フィラリア予防は血管、心臓に入る前の幼虫を駆除します。

月1回の内服、滴下薬、年1回の注射があります。

(当院では月1回の内服、滴下薬を使用しております)

蚊よけは予防にはなりません。

 

〇フィラリア予防の期間は?

フィラリア予防薬は筋肉中にいる幼虫を1ヶ月分まとめて駆除します。

予防開始は蚊に刺されてから1ヶ月後より、終了は蚊がいなくなって1ヶ月後までです。

具体的に当院では5月1日または6月1日~12月1日まで、毎月1日に予防薬を使用してもらっております。

 

〇フィラリア薬のみ処方してもらえるの?

フィラリアが寄生しているときに予防薬を使用すると、最悪死亡することがあります。

一度でも蚊のいるシーズンを過ごしたペットは必ず血液検査を受けて、フィラリアが寄生していないことを確認してください。

毎年予防されている方も同じくです。

そのためフィラリア予防を希望される場合は来院が必要となります。

 

〇フィラリア予防はワンちゃんだけ?

フィラリアはワンちゃんのみならずネコちゃんにも寄生します。

蚊に刺される恐れがある場合、室内飼いでもフィラリア予防をしましょう。

獣医師勤務表 求人案内

topへ