長良動物病院

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■ここでは、ペットに関する病気と予防についての詳細をお届けいたします。
異物を食べると・・・ [2003/02/07]  

ワンちゃん、ネコちゃんでも特に1歳前後までの若いうちはいろんなものに興味を示す時期で、口でくわえているものを不意に飲み込むということもよくあります。ただ、飲み込んだ本人は全然悪気もないし、飲み込んだらどうなるかなんて考えてもいません。丸呑みしていけないもの、それはペットたちの周りにたくさんあります。ビニール、布、糸くず、犬用のおもちゃ、ジャーキー、焼き鳥の串、人間用の薬、プラスチック製品、石、たくさんの草・・・挙げればきりがないですが、身の回りにあるものすべてが危険なのです。

異物を飲み込んだらどうなるか?
食道、胃、腸のどこにも引っかからなければ便と一緒にでてきますが、もし途中で詰まってしまうと、はじめは元気があるけど嘔吐、下痢をするといった軽い食あたりのような症状から始まり、そのうち嘔吐が止まらなくなり衰弱していきます。異物によっては消化管に穴を開けてしまうもの(針、串、電池、湿布など)があり、最悪腹膜炎を起こして死に至ります。

異物を飲み込んだらどうしたらよいか?
飼い主さんが飲み込んだところを見ていた場合と見ていなかった場合がありますが、飲み込んだときを見ていたらすぐに獣医さんに相談すること。もし飲み込んだものが明らかならばそのものによって●吐剤で吐かせる●全身麻酔下で内視鏡で摘出する●全身麻酔下で開腹して取り出す、方法をとります。飲み込んだかどうかもわからず、疑いがある場合はレントゲン検査、バリウム検査を行い、異物の可能性が高ければ、内視鏡検査、試験的開腹という方法をとります。

予防はどうしたらよいか?
日頃からよくいろんなものを口にする子は一番気をつけなければいけません。と言ってもずっと監視することはできないので、まずはそういった子を信用しないこと。目を離したら何をするかわからないということを理解しておいてください。具体的に見ている時は離していてもいいが、見ていないときはケージの中に入れる癖をつけることです。またペットが口にするようなものは近くに置かないよう日頃から気をつけましょう。


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